梅干しは、常温での長期保存ができます。
昔ながらのレシピでつくった本物の梅干しであることが前提条件とはなるのですが、常温でも悪くならない梅干しは、ありがたい存在です。
そこで気になるのが保存容器。
長期間保存することになりますので、梅干しに含まれる酸や塩分によって腐食してはいけませんし、目につくところに置く場合には見栄えも気にしなければいけません。
長期保存に適している材質
梅干しの保存には、腐食しない容器であることがポイントです。
具体的には、陶器、ガラス、プラスチックなどが適しており、(品質を重視するのであれば)温度変化の少ない陶器がベストです。
- 陶器:外気の影響を受けにくい
- ガラス:中の様子が見える
- プラスチック:軽くて扱いやすい
また、口が広いことも重要です。
広口の容器でないと、梅干しを取り出しにくくなりますし、洗浄も不十分になってしまう恐れがあります。
長期保存に適さない材質
金属の容器では、長期保存できません。
梅干しには強い酸と塩分が含まれていますので、早ければ数ヶ月のうちには保存容器がダメになってしまいます。
盲点なのがホーロー容器(琺瑯容器)です。
ホーローにはガラス質の釉薬(ゆうやく)が焼き付けられていますので「酸や塩分に強い」という特徴を持つのですが、長期保存には向きません。
釉薬が不十分な部分からサビが生じる可能性があるためです。
また、最低限、食品用である必要があります。
おしゃれさを優先して「食品用以外の容器」を使用してみたくなる気持ちも分からなくはありませんが、有害な成分が溶けだしてしまうリスクがあります。
最低限、食品用の容器を選んでください。
まとめ
梅干しの長期保存には、陶器かガラスの容器がおすすめです。
ホーローに関しては意見の分かれるところですが、「長期保存」として考えるのであれば、避けておくのが無難だと思われます。