マキネッタは、バスケット部に粉を入れます。
これがこぼれやすいのです。
よほど丁寧に作業をしない限りは、「コーヒー粉が散乱する」「コーヒー粉がパッキン部にかんでしまう」などの問題が生じます。
そこでおすすめしたのが、クリアホルダーです。
クリアホルダーを加工して「治具(ガイド)」のようなものを作成しておくことで、コーヒー粉をこぼさずにバスケットに入れることができます。
以下、詳細の説明です。
バスケットへの粉の入れにくさ
マキネッタは、バスケットに粉を入れます。
マキネッタは、5つのパーツで構成されています。
上部(ブリッカの場合は特殊バルブを含む)、フィルタープレート、パッキン、フィルターバスケット、タンクの5パーツです。
- 上部
- フィルタープレート
- パッキン
- フィルターバスケット
- タンク
粉を入れるのは、フィルターバスケットです。
フィルターバスケットに「すりきりいっぱい押さえつけないように入れる」ことが基本とされており、粉が周りに付着すると「漏れ」の原因になります。
接合部からの漏れの多くは、粉の付着によるものです。
クリアホルダーの加工
クリアホルダーを加工して、ガイドを作成します。
加工は簡単です。
クリアホルダーをフィルターバスケットの内径に合わせてテープで止めるだけですので、よほどのことがなければ失敗しません。
サイズは、高さ4から5cmほどをおすすめします。
画像は、ビアレッティ社ブリッカ2カップです。
フィルターバスケットの深さが約2cmですので、ガイドの高さは5cm、長さは現物合わせで作成しています。
ガイド(治具)の使用方法
ガイドは、バスケットにさして使用します。
作成したガイドをバスケットに指してから粉を入れることで、こぼれる(粉が散乱する)リスクは大きく軽減されます。
マキネッタは押さえつけません。
粉を押さえる必要がありませんので、バスケットを横に振るようにして「すりきりいっぱい」のように表面をならします。
ガイドを抜いたら完成です。
※画像では粉が少なすぎました。本来であれば、多少、盛り上がるくらいに入れます。
まとめ
マキネッタには、ガイドの作成をおすすめします。
準備するのはクリアホルダー(もしくは同等品)とテープのみですので、多くの場合、自宅にあるものだけで作成することができます。
ちょっとしたことですが、格段に使いやすくなるはずです。