トマト缶が残ったら、密閉容器に移し替えて保存します。
トマト缶は残りやすい食材です。
しかし、缶詰には「未開封であれば長期保存できるが、開封後の保存期間は短い」という特徴がありますので注意しなければなりません。
また、トマトは酸性食品です。
缶(金属)との相性が良くありませんので、缶のままラップをかけて冷蔵庫に保存したのでは「金属臭」や「変色」などの劣化が生じやすくなります。
残ってしまったトマト缶の保存には、注意が必要です。
開封後の缶詰が日持ちしない理由
開封後の缶詰は、日持ちしません。
缶詰は保存性の高い食材です。
しかし、多くの缶詰には「保存性の向上を目的とした添加物(保存料や殺菌剤など)」が使われていませんので、開封後の劣化は早く進んでしまいます。
また、缶詰は加熱殺菌されています。
肉や魚などのタンパク質食材と比べれば低温での加熱殺菌ではありますが、食材の組織が壊れやすくなりますので生のトマトよりも日持ちしにくくなります。
可能であれば、一度で使い切ることをおすすめします。

残ったトマト缶を別容器に移し替える理由
トマト缶が残ってしまった場合には、別容器に移し替えて保存します。
トマト缶は酸性食品であるため、注意が必要です。
酸と鉄は相性が悪いため、缶詰の切り口(表面処理がされていない部分)と反応して「酸化する」「金属臭がつく」などのデメリットが生じやすくなります。
そのため、残った缶詰は別容器に移し替えてから保存しなければいけません。
脱気後の冷凍保存もおすすめ
多く残ってしまった場合には、冷凍保存します。
冷凍保存のポイントは、脱気することです。
脱気してから冷凍保存しなければ酸化してしまうことになりますので、フリーザーバッグや真空パック器などを利用して空気を遮断します。
もちろん、「早めに使い切る」ことが大切です。
しかし、少人数の家庭であったりする場合には残ってしまうのは仕方のないことですので、冷凍保存も悪い選択肢ではないかと思います。

まとめ
開封後のトマト缶は、缶のままでは保存できません。
缶のまま保存してしまうと「劣化速度が早まる」「金属臭がついてしまう」などのリスクにつながりますので、別の容器に移し替えることがポイントになります。
また、しばらく使う当てがない場合には、脱気後に冷凍保存することも可能です。