アルミホイル(アルミ箔)に、裏表はありません。
「食品を包む面」や「使用目的によって変える」などのこだわりを持っている方も少なくありませんが、アルミホイルとしての性質には違いがないのです。
「使いやすいやり方で構わない」ということです。
以下、簡単にではありますが、アルミ箔に「光沢のある面」と「曇りのある面」ができる理由について説明していきます。
アルミ箔の製造工程
アルミホイルは、アルミ板を圧延することでつくられます。
圧延とは「ローラーの間を通して延ばす」ことであり、アルミ箔になるまでには複数の圧延機にかけられ、0.01mm(10μm)ほどまで延ばされます。
裏表での光沢の違いは、最終工程で生じる問題です。
裏表での見た目の違い
アルミ箔の最終工程では、2枚を重ねて圧延機にかけられます。
それによって、研磨されているロールと接していた面が「光沢のある面」となり、アルミ箔どうしが接していた面が「曇りのある面」となります。
アルミ箔の性質に違いがあるわけではありません。
もちろん、細かなことを突き詰めていけば「全く同じ」とは言い切れない部分はあるのですが、一般的な使用用途であれば問題にならないレベルでの話です。
使いやすい方向で使って問題ありません。
まとめ
アルミホイル(アルミ箔)に、裏表はありません。
製造時の最終工程でできてしまう問題ですので、どちらを向けてもアルミ箔としての性質に違いは生じないのです。