玄米は、精米することで約10%減少します。
1合(約150g)の玄米を精米することで「約135gに減少します」ので、家庭用精米機で炊飯の度に精米している場合には注意が必要です。
その場合、1カップ(200ml)を精米することで1合(180ml)とします。
分づき米の場合には注意が必要です。
白米の場合よりも計量が複雑になりますので、一般的には「ある程度をまとめて精米しておく」ことで対応されます。
以下、詳細の説明です。
玄米を精米することとは?
精米とは、玄米から糠と胚芽を取り除くことです。
玄米は精米されることで精白米(白米)となり、精白米は糠と胚芽が取り除かれた「胚乳」のみであるということになります。
白米の栄養価が落ちるのは、糠と胚芽が取り除かれているためです。
精米の度合いは、精米率(精米歩合)として表記されます。
玄米を0、白米を10割として、「何割を精米しているのか?」によって、5分づき米、7分づき米などのように表現されます。
胚芽米とは、胚芽を残して糠のみを取り除いた精米方法です。
まとめて精米する?
家庭用精米機には、200mlの計量カップが便利です。
玄米は、精米されることで10%減少します。
1合とは180mlのことですので、一般的な計量カップ(200ml)を使用することにより、1合の精白米ができることになります。
多少の誤差は出ますが、問題のないレベルです。
ある程度は、まとめて精米するのも悪くありません。
特に分づき米を好んで食べている場合には「玄米→精白米=10%減少」のように単純ではありませんので、精米後の計量が必要不可欠です。
まとめて精米する場合には、保存方法が問題になります。
米は生鮮食品のように管理する必要があり、特に糠や胚芽が取り除かれている精白米(白米)の場合には、玄米以上に注意を払わなければいけません。
保存方法が悪いと、急速に鮮度が落ちてしまいます。
まとめ
玄米は、精米することで約10%減少します。
家庭用精米機で炊飯の度に精米している場合には、「1カップ(200ml)→1合(180ml)」のようにして計量するのが一般的です。
しかし、分づき米では注意が必要です。
分づき米では白米のようにシンプルな計量ができませんので、「ある程度をまとめて精米しておく」ことで米や水分量の計量が楽になります。