パン作りには、スケールが必要です。
計量カップや計量スプーンを使用するレシピもありますが、パン作りを趣味にしたいのであれば0.1g単位のデジタルスケールをおすすめします。
パン作りの計量は、意外とシビアです。
パン作りは、再現性の確保が難しい調理です。
同じレシピで作ったとしても初心者と熟練者のパンには大きな違いができることがあり、計量誤差ができてしまうと全く違うパンになってしまうこともあります。
パン作りの基本は、正しく計量することです。
アナログではなくデジタルの理由
スケールは、デジタルがおすすめです。
アナログスケールでは計量誤差が生じやすくなりますので、パン作り(またはお菓子作り)の計量には向かない部分があります。
家庭でのパン作りは、お店よりもシビアです。
これには、作る量が関係しています。
たとえば、2kgの小麦粉に対する食塩1gの誤差は大きくありませんが、200gの小麦粉に対する食塩1gの誤差は大きいですよね?
また、アナログは角度によってメモリが変わります。
計量ごとに目線を落として(メモリに対して水平にして)確認する必要がありますので、多くの方はストレスに感じるはずです。
これらのことからも、スケールはデジタルがおすすめです。
1g単位ではなく0.1g単位の理由
パン作りの計量は、意外とシビアです。
小麦粉が1g違っていても大きな違いにはなりませんが、食塩やインスタントドライイーストが1g違いってしまってはレシピの再現性が確保できません。
パン作りには、ベーカーズパーセントという考え方があります。
これは、粉(小麦粉)を基準にした各材料の割合のことであり、生地に使う粉の合計を100%として、それ以外の材料は粉に対するパーセンテージで表します。
- 粉(強力粉やライ麦粉など):100%
- 食塩:2%
- 砂糖:5%
- バター:4%
上記のような表現方法です。
たとえば、粉を250gであると仮定した場合、食塩は2%ですので5g、砂糖は5%ですので12.5g、バターは4%ですので10gのようになります。
これによって、分量が変わっても同じ味を再現できるというわけです。
スケールは、0.1g単位がおすすめです。
もちろん、1g単位のスケールであっても「できなくはありません」が、ストレスを感じながらのパン作りは楽しくないはずです。
1g単位スケールの活用法とは?
1g単位のスケールであっても計量可能です。
この場合、最小単位を計量します。
デジタルスケールの数字が変わったタイミングが最小単位(1g)であり、1gを2分割すれば0.5g、4分割すれば0.25gといった具合です。
意外と正確な計量が可能です。
しかし、すごく面倒ですし、計量の手間がストレスになってパン作りから遠のいてしまうことも考えられますので、おすすめはしません。
やはり、基本的には0.1g単位のスケールをおすすめします。
まとめ
パン作りには、0.1g単位のデジタルスケールが必要です。
計量は、とにかく正確に量ることがポイントです。
パン(またはお菓子)などは「正しく計量すること」が成功への第一段階ですので、ここでつまずいてしまうと美味しいパンにはなりません。
パンやお菓子には、計量カップ及びスプーンではなくスケールを使用します。