鉄フライパンの選び方。初心者が購入するべき条件は?

鉄フライパン選びは、複雑です。
調理環境や好んで作る料理には個人差がありますので、万人に対しての「この1枚を選んでおけば完璧」というものは存在しません。

基本的に、中尾アルミの20cmから始めてみることをおすすめします。

もちろん、それ以外でも構いません。
しかし、最初の1枚としておすすめしたい条件(大きさ20cm、板厚1.6mm、焼き切れるタイプの防錆剤)を兼ね備えているのが中尾アルミのキングパンです。

特に家庭用コンロの場合、(最初の鉄フライパンとしては)厚板のフライパンは避けておくことをおすすめします。

大きさが20cmの理由

20cmは、汎用性の高さが魅力です。
たとえば、卵1~2個の目玉焼き、卵2~3個のオムレツ、ハンバーグやコロッケの玉ねぎを炒めるためなど、20cmフライパンの使用頻度は高いものです。

使用頻度の高さは、鉄フライパンを育てます。

もちろん、多くの失敗もするはずです。
特に初めての鉄フライパンの場合には「くっついてしまって使いづらい」と感じられることが多く、ストレスなく使えるようになるためには多少の時間がかかります。

経験を積むためにも、使用頻度の高い大きさを選ぶべきだと考えています。

また、重さの問題もあります。
鉄は密度の高い素材であるため、はじめから大きなフライパンを購入してしまうと「重さがストレス」になって使わなくなる恐れがあります。

お試し感覚としても、20cmくらいの大きさがおすすめです。

板厚が1.6mmの理由

鉄フライパン選びで重要なのが、板厚です。
鉄の板厚には一長一短があり、(極論を言えば)厚いほどに「熱容量が高く焼き物向き」であり、薄いほどに「温まりやすく炒め物向き」です。

  • 厚板:熱容量が高いが、温まるまでに時間がかかる
  • 薄板:厚板ほどの熱容量はないが、早く温まる

この特徴は、使いやすさにも直結します。
鉄フライパンは熱してから油を加えなければ油がなじみませんし、なじんだ油が熱せられることによって使いやすくなって(育って)いきます。

特に家庭用コンロの場合には注意が必要です。
業務用コンロであれば厚板のフライパンであっても短時間で温まりますが、家庭用コンロで厚板フライパンを温めるのには時間がかかります。

一般家庭では、厚板フライパンを使いこなすのは難しいのです。

中尾アルミ製作所がおすすめ?

当ブログでは、中尾アルミ製作所のフライパンをおすすめしています。

これには、2点の理由があります。
それが、「家庭用コンロ向きの(汎用性の高い)板厚であること」と「焼き切れるタイプの防錆塗装であること」です。

  • 板厚:20cmが1.6mm、26cmが2.0mm
  • 防錆剤:ラッカー塗装(焼き切れる塗装)

家庭用コンロには、若干の薄板がおすすめです。
火力(熱量)の小さなコンロで厚板フライパンを選んでしまうと「なかなか温まらない」「なかなか使いやすくならない」などの問題が生じやすくなります。

もちろん、重さの問題もあります。

次に、防錆塗装です。
防錆塗装にはいくつかの種類がありますが、大きくは「焼き切って使い始めるタイプ」と「そのまま使い始めることのできるタイプ」があります。

基本的には、前者をおすすめします。
焼き切らないタイプは徐々に(人体に無害な塗装が)剥がれていきますので、見た目が良くありませんし、剥がれた部分と剥がれていない部分とでの特徴が変わってきます。

結局、紙やすりなどで剥離することになるはずです。

まとめ

鉄フライパンの選び方は、大きさと板厚が重要です。

基本的に、中尾アルミ製作所の20cmをおすすめします。
特に(他メーカーと比べて)優位性があるというわけではありませんが、家庭用コンロであっても使いやすく入手性の良い鉄フライパンです。

初めての鉄フライパンとしては、悪くない選択です。

キング 鉄 フライパン 20cm

キング 鉄 フライパン 20cm

1,496円(12/02 11:04時点)
Amazonの情報を掲載しています
キング 鉄 フライパン 26cm

キング 鉄 フライパン 26cm

2,846円(12/02 11:11時点)
Amazonの情報を掲載しています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です