板海苔には、光沢のある面とない面があります。
結論としては、光沢のある面が表だとされています。
しかし、必ずしも光沢のある面が表だとはいえない部分がありますので、一般的には光沢の有無によって分類されています。
「光沢のある面」「光沢のない面」のように区別されるわけです。
以下、海苔の裏表について説明します。
本来の表は光沢のない面?
板海苔は、本来、光沢のない面が表だとされていました。
これは、板海苔をつくる行程において「光沢ない面(ザラザラしている面)が太陽の方向を向いていた」ことによるものです。
板海苔は、天日乾燥で作られていました。
海苔簀(のりす)と呼ばれる簾状(すだれじょう)の器具に広げられ、天日干しすることで乾燥させていたのです。
これにより、海苔簀に接していた面が「光沢のある面」となり、太陽の方向を向いていた面が「光沢のない面」となるわけです。
現状では光沢のある側が表
近年の常識としては、光沢のある面が表です。
その理由には諸説あります。
一例を挙げるとすれば「機械化によって天日乾燥されることがなくなった」「一般家庭では製造工程よりも見栄えが重視されている」などが理由となっています。
これらのことからも、裏表に関する明瞭な正解はありません。
(現状では)「光沢のある面が表」だとされていますが、本来の意味合いでは「光沢のない面が表」だということを知っておく必要があります。
まとめ
板海苔の表は、光沢のある面です。
しかし、必ずしも「光沢のある面が表」だとは言えない部分がありますので、光沢の有無によって説明するのが親切な方法です。