月兎印のドリップポットが気に入っています。
ドリップポットには、複数の形状があります。
また、形状以外にもサイズや素材の違いがありますので「どのドリップポットを買うべきか?」に悩む方は少なくありません。
道具は、上を見ればきりがありませんよね。
今回は、月兎印の気に入っている理由を書きます。
ドリップポット購入の参考になるかどうかは分かりませんが、少しでも「問題解決のきっかけ」になれば嬉しく思います。
形状と容量のポイント
まずは、形状からです。
月兎印のドリップポットには「琺瑯」「注ぎ口の根元が太い(細くも太くも注げる)」「ドリッパーに対して少ないコーヒー粉でも注ぎやすい」という特徴があります。
ちなみに、容量は0.7Lのものを使っています。
0.7Lの他には1.2Lのものもラインナップされていますが、1~2杯分を入れることの多い私には0.7Lでも十分な容量です。
むしろ、1L以上のポットには使い難さを感じます。

カリタの温度計との相性
コーヒーは、抽出温度の影響を受けます。
単純な話ではありませんが、あえて特徴を挙げるとすれば「低温抽出だと酸味が強調される」「高温抽出だと苦味が強調される」という特徴があります。
温度計があると、何かと便利です。
コーヒーポット用の温度計を使用しています。
温度計のサイズは「35×155(mm)」なのですが、(ポットとの相性があるために)高さのある1L以上のドリップポットだとまともには計れません。
その点、月兎印0.7Lであればジャストサイズでした。
シンプルにデザインの良さ
シンプルに、デザインが気に入っています。
あくまでも好みの問題です。
ぼてっとした丸みのあるデザインが好みの人もいるでしょうし、月兎印のようなスリムなデザインが好みの人もいるはずです。
注意点としては、「火にかけるものではない」ことがあります。
一般的に、ドリップポットは火にかけません。
沸かすことを前提として設計されているドリップポットもありますが、多くのドリップポットはやかんや電気ケトルで沸かしたお湯を移して使うものです。
もちろん、沸かせないわけではありません。
しかし、ドリップポットで湯を沸かすことを考えているのであれば、「五徳との相性」や「持ち手が熱くなる」ことなどから、月兎印のドリップポットはおすすめできない可能性があります。

まとめ
道具選びは、複雑です。
特にコーヒー(ドリップコーヒー)は条件によって味がブレやすい抽出方法ですので、抽出道具は納得のいくものを選ぶ必要があります。
もちろん、使ってみなければ分からない部分はあります。
それでも、「なぜその道具を選ぶのか?」「その道具を選ぶことで(現状よりも)何が上手くいきやすくなるのか?」などを考えた上で購入することをおすすめします。