鉄フライパンのメリット。鉄でなければいけない理由。

鉄フライパンは、おすすめできます。
「すぐにくっついてしまう」「片付けが面倒」「重くて扱いにくい」などの意見もありますが、それらのデメリットを補っても余りあるメリットがあります。

経験がないのであれば、試してみる価値はあります。

また、「扱いにくい」というのは誤解です。
フッ素樹脂加工(テフロン加工)フライパンの使い方とは異なりますのではじめは手間取るかもしれませんが、正しい使い方を理解すれば難しいものではありません。

以下、詳細の説明をしていきます。

鉄フライパンのメリットは?

鉄フライパンのメリットは、熱です。
高温で調理できるからこそ「美味しそうな焼き色(メイラード反応)」がつけやすく、フッ素樹脂加工のフライパンとは異なる仕上がりになります。

また、蓄熱性に優れています。
フライパン自体が多くの熱(エネルギー)を蓄えますので、調理中の温度低下が起こりにくくなるために料理がおいしくなります。

もちろん、家庭用コンロの限界はあります。
しかし、火力の弱い家庭用ガスコンロであっても「フッ素樹脂加工のフライパンよりも格段に美味しく仕上げられます」ので、心からおすすめできます。

炒め物はベチャベチャになりませんし、焼き物にはきれいな焼き色がつきます。

フッ素樹脂加工との違いは?

フッ素樹脂加工のフライパンとは、根本的に異なります。
たとえばフッ素樹脂加工は高温によってダメになってしまいますが、鉄であれば高温に熱してもダメになることはありません。

むしろ、熱することにメリットがあります。

鉄フライパンは、熱して使います。
熱することで「フライパンに熱を蓄えます」ので、(鉄フライパンの熱容量の高さを最大限まで利用して)調理中の温度低下を最小限に抑えることができます。

この蓄熱性は、家庭用コンロの欠点を補っています。

何度でもリセット可能?

鉄フライパンは、長持ちします。

フッ素樹脂加工には寿命があります。
フッ素樹脂の耐熱温度は250℃前後ですが、それよりもずっと低温で使い続けたとしても定期的な買い替えが必要になります。

フッ素樹脂の剥がれや煙には害があります。
そのため、コーティングが駄目になる前に買い替えることがセオリーであり、安いものだと1年ごとに買い替えることも珍しくはありません。

鉄フライパンは、削っても使い続けることができます。
全てが鉄(熱感圧延鋼板)ですし、コーティングは油が重合化することで形成される樹脂層ですので、何度でもリセットすることができます。

極論を言えば、穴が開かなければ使い続けられます。

MEMO
画像の鉄フライパンは5年以上使っている遠藤商事の鉄黒皮厚板フライパンです。はじめは多くの失敗を繰り返して何度もリセットしましたが、使い方を覚えてからは何のストレスもなく使い続けることができています。

「扱いにくい」の誤解

鉄フライパンは、扱いやすいフライパンです。
たとえば、「乾かしてから油を塗って保管しなければいけない」と聞くこともありますが、それは長期保管の方法であり、通常は油を塗らずに保管できます。

もちろん、くっつきやすさの問題はあります。
しかし、鉄フライパンの扱いに慣れてくると「くっつく」という問題はほとんど起こらなくなりますので、慣れる(使い方を覚える)までの辛抱です。

基本的に、デメリットはありません。
あえてデメリットを挙げるとすれば「重さ」の問題がありますが、極端な厚板フライパンを選ばなければ大きな問題にはならないはずです。

多くの不満点は、「使い方を間違えている」ために起こっています。

まとめ

鉄フライパンは、料理を美味しくします。
もちろん、慣れないうちの「扱い難さ」があることは事実ですが、正しい使い方を覚えれば手放せないフライパンになるはずです。

興味があれば、試してみることをおすすめします。

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