ドリップポットの選び方。使いやすいケトルのポイントは?

ドリップポットの選び方には、いくつかのポイントがあります。

この記事は、初心者向けの内容です。
基本的に、「好みのドリッパーが把握できていない(これから様々なドリッパーを試していきたい)」「1杯分を入れることが多い」などを想定して書いていきます。

多少、偏向的な内容になっていることはご了承ください。

コーヒーは、嗜好品です。
嗜好品である以上「絶対的にこれが正しい」ということはなく、「自分に合ったスタイルを確立していくしかない」と考えています。

少しでも、参考になれば幸いです。

ドリップポット選びのポイント

ドリップポットには、様々な形状があります。
そして、形状が異なるのにはそれ相応の理由があり、(何も考えずに)デザインのみで選んでしまうと「自分のやりたいことができない」ことにもなりかねません。

はじめは、汎用性の高いドリップポットをおすすめします。

  • 注ぎ口の根元が太くなっているもの
  • 注ぎ口が(ある程度)張り出しているもの
  • 持った時、手に馴染むもの

以下、各項目に関する詳細の説明をしていきます。

MEMO
今回は、汎用性の高いドリップポットのポイントを説明します。ある程度、自分のスタイルが確立されている場合には「適さない(使い難い)ポイント」である可能性がありますので注意してください。

湯量のコントロール

注ぎ口の根元が太くなっているものがおすすめです。

ドリップポットは、湯量をコントロールします。
「細く注げればそれでいい」という単純な問題ではなく、ドリッパーの種類によっては「太く注がなければドリッパーの良さを引き出せない」場合もあります。

そのため、まずは根元が太くなっているタイプをおすすめします。

もちろん、絶対ではありません。
たとえば、ハリオ式のドリッパーの味が好みであれば「根元から注ぎ口までが均一なタイプ」の方が使いやすかったりもします。

汎用性の高さという点で、「根元が太くなっているタイプ」をおすすめしています。

湯を注ぐ角度と高さ

注ぎ口が張り出しているタイプをおすすめします。

湯は、コーヒー粉から3~4cmの高さから落とします。
高さが一定でなければ抽出時の濾過層が不安定になってしまいますので、味が安定しにくくなります。(※湯を落とす高さは、高すぎても低すぎても良くありません)

注意して欲しいのが、1杯分を入れる場合です。
ドリッパーに対してコーヒー粉の量が少なすぎると(ドリッパーの形状によっては)高さができてしまいますので、注ぐ湯柱がよじれてしまいます。

そうなってしまうと、湯柱の太さが安定しませんし空気を含んでしまうこともあります。

基本的には、注ぎ口が張り出しているタイプがおすすめです。
注ぎ口が張り出しているタイプであれば、少ない粉の量(ドリッパー上部との高さができてしまう場合)であっても3~4cmの高さを維持しやすくなります。

MEMO
画像はカリタのペリカン型ですが、1杯分を入れる際には月兎印のドリップポットを好んで使用しています。ペリカン型だと、高い位置から注ぐことになってしまうためです。

感覚的なことの重要性

可能であれば、実物を触ってみてください。
デザインの良さと個人の感覚(使いやすさ)には大きな開きがある場合がありますので、可能であれば実物を触り、水を注いでみることをおすすめします。

感覚的な問題は、決して無視できるものではありません。
理屈の上では正しいことであっても、実際の感覚として「扱いにくい」と感じてしまっては意味がありませんよね?

現実的には難しいかと思いますが、可能な限り実物を触ってからの購入をおすすめします。

まとめ

ドリップポットには、様々なタイプがあります。
そして、形状の違いというのは「得意なことと不得意なことの違い」となって表れますので、はじめは汎用性の高いドリップポットをおすすめします。

専門性の高いものを購入するのは、慣れてきてからでも遅くはありません。

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