片栗粉の保存方法は、簡単です。
小麦粉のように「害虫(ダニなど)のリスク」を考える必要は(ほとんど)ありませんので、どちらかと言えば塩や砂糖のように保存することができます。
多くの粉ものは、保存方法に気を使います。
湿気、害虫、カビなどが生じてしまうと「お腹を壊す」「アレルギー反応が出てしまう」などのリスクがあるためです。
しかし、片栗粉にその心配は(ほぼ)ありません。
高価な保存容器を購入する必要はありませんし、冷蔵庫に入れる必要もありませんので「使いやすいように保存する」ことがポイントとなります。
以下、詳細の説明です。
片栗粉にダニがつきにくい理由
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片栗粉は、害虫のつきにくい粉ものです。
多くの粉ものには、害虫のリスクが付きまといます。
たとえば小麦粉には「害虫(ダニなど)のリスク」「カビのリスク」などがありますので、保存容器や保存場所には注意が払われますよね?
しかし、片栗粉の場合(小麦粉ほどの)難しさはありません。
ダニやカビなどは、栄養豊富な場所を好みます。
栄養(特にタンパク質、脂質、糖質の三大栄養素)がバランスよく含まれているからこそ「ダニやカビのリスクがある」ことになります。
片栗粉は、そのほとんどが糖質です。
食品成分表によると、81.6%が炭水化物で、タンパク質と脂質は各0.1%とされています。(※残りの18%は水分です)
このような環境では、害虫や微生物ですら繁殖しづらいのです。

片栗粉は冷蔵庫に入れない?
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片栗粉の冷蔵庫保存はおすすめしません。
片栗粉には「害虫が付きにくい」という特徴があります。
そのため冷蔵庫管理のメリットが少なく、一般的には密閉容器などに入れて常温管理することがセオリーとなっています。
食品の劣化を防ぐためには低温管理します。
しかし、低温管理されていた食品(特に粉もの)を常温で開封しますと、温度差によって瞬時に吸湿してしまいます。
片栗粉の冷蔵庫保存は、メリット以上にデメリットが大きくなります。

保存容器は100均でOK?
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片栗粉の保存容器は、作業性重視です。
片栗粉には、害虫のリスクが(ほぼ)ありません。
そのため保存方法や保存容器に気を使う必要はありませんので、作業性(開けやすさや片付け易さ)を重視してもOKです。
もちろん、100均でも問題ありません。
私事ではありますが、100均の保存容器を使っています。
「安い」「片手でも開けられる」「計量スプーンが付属している」などの理由から、害虫のリスクの少ない塩や砂糖と並べて管理しています。
お世辞抜きで、とても便利です。
まとめ
片栗粉の保存方法は、とても簡単です。
害虫のリスクが(ほぼ)ありませんので、過度な高温や湿度にさえ気をつけていれば100均の保存容器であっても問題なく管理できます。
気になるようであれば、密閉容器に入れて管理することをおすすめします。