パン作りは、手順を知ることが先決です。
全体のイメージをつかめていないと「必要な工程を飛ばしてしまう」「作業中に混乱してしまう」などのデメリットが生じてしまいやすいためです。
特に、はじめての場合には注意が必要です。
パン作りには複数の製法があります。
初心者にとっての基本となるのは直ごね法(ストレート法)ですが、柔らかくボリュームのあるパンを作りたい場合には中種法(スポンジ法)が用いられることもあります。
その他にも、いくつかの製法があります。
当記事におきましては、基本となる「直ごね法(ストレート法)」と、少し難易度の高い「中種法(スポンジ法)」について説明していきます。
直ごね法(ストレート法)とは?
直ごね法は、1工程でミキシングと発酵を行います。
それによって、「小麦の風味が引き立ちやすい」「工程が単純で全所要時間も短い」などのメリットが得られることになります。
以下は、具体的な手順です。
以上が、直ごね法(ストレート法)です。
まずは、直ごね法のレシピをおすすめします。
他の製法よりも工程がシンプルですし、そもそも多くの(家庭向けの)レシピ本には「直ごね法(ストレート法)」のレシピしか掲載されていないはずです。
中種法(スポンジ法)とは?
中種法は、2工程に分けて作られます。
それによって、生地の発酵、熟成、水和が十分に行われ「パンが柔らかくなる(硬化が起こりにくくなる)」「ボリュームが出やすくなる」などのメリットが得られます。
以下は、具体的な手順です。
以上が、中種法(スポンジ法)です。
一般家庭では、あまり用いられない製法です。
多くのメリットのある製法ではありますが、「所要時間が長くなる」「発酵臭が強くなる」「工程が複雑で面倒くさい」などのデメリットがあるためです。
基本的には、直ごね法(ストレート法)を覚えておけばOKです。
まとめ
パン作りには、いくつかの製法があります。
基本とされるのが「直ごね法(ストレート法)」であり、一般家庭でのパン作りであれば直ごね法の手順さえ覚えておけば問題ありません。
慣れる(上達する)に従って、興味があれば「中種法(スポンジ法)」「発酵種法(サワー法)」などの製法を試してみればよいかと思います。