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マキネッタとエスプレッソの違い。根本的に別のコーヒーである理由。

マキネッタで抽出されるコーヒーは、エスプレッソではありません。

ともに、圧力をかけて抽出されます。
しかし、エスプレッソが約9気圧の圧力をかけて抽出されるのと比べ、マキネッタでは2気圧程度の圧力しかかかりません。

このことからも、エスプレッソの顔ともいわれるクレマはできません。

本場イタリアでは、別ものとして認識されています。
マキネッタ(モカポット)はあくまでも「家庭の味」であり、マシンで抽出される「クレマの浮かんだコーヒーこそがエスプレッソ」という認識です。

よって、違いを考えるまでもない問題なのです。

直火式エスプレッソマシン?

マキネッタは、正式には「モカポット」と呼ばれます。
これは、マキネッタという言葉がイタリアでの「小型のコーヒー抽出器具全般」を指す言葉であるためであり、海外で通じるのはモカポットです。

しかし、日本ではマキネッタの名で浸透しています。

また、日本での紹介のされ方にも問題があります。
マキネッタが日本に紹介されたのは1970年代だとされており、その時の名称が「直台式(ストーブトップ)エスプレッソ」でした。

エスプレッソ器具として紹介されてしまったため、エスプレッソとの混同が起きています。

マキネッタは、エスプレッソ抽出器具ではありません。
マキネッタはあくまでも「モカコーヒーを抽出するための器具」であり、エスプレッソとは全くの無関係なものなのです。

エスプレッソマシンとの違い

マキネッタは、蒸気圧にて抽出します。
マキネッタを火にかけると「①蒸気圧でお湯が上昇する」「②粉層(バスケット)を通過する」「③上部のポットにたまる」という行程を経てモカコーヒーが抽出されます。

  1. ボイラー部でお湯が沸騰する
  2. お湯が粉層を通過する
  3. 抽出されたコーヒー液がポットにたまる

この時の圧力は、2気圧前後です。

エスプレッソは、圧力をかけて抽出されます。
マシンを起動させると「①ボイラーでお湯が熱せられる」「②お湯が高圧で粉層を通過する」「③ガスの溶け込んだコーヒーが抽出される」という行程をたどります。

  1. ボイラー部でお湯が熱せられる
  2. 高圧で粉層を通過する
  3. ガスの溶け込んだクリーム色のコーヒー液が抽出される

この時の圧力は、9気圧前後です。

この圧力の違いが、抽出効率や味に影響します。
マキネッタは細挽きのコーヒー粉に2気圧前後でお湯が通過しますが、エスプレッソは押し固められた極細挽きのコーヒー粉に9気圧前後でお湯が通過します。

これによって、コーヒー粉が膨らむことによる「抽出効率の低下が防がれる」こと、そして「抽出時に発生した炭酸ガスが液体中に溶け込み、抽出後(常圧に戻ったタイミングで)無数の小さな気泡となって抽出液に浮かぶ」という違いが生じています。

クレマと呼ばれる泡の層は、エスプレッソマシンだからこその産物です。

まとめ

マキネッタは、エスプレッソ器具ではありません。
マキネッタは2気圧前後、エスプレッソマシンは9気圧前後という抽出時の圧力の違いや、コーヒー粉の粒度、タンピングの有無などの違いによって、異なるコーヒーが抽出されます。

「マキネッタ(モカポット)=直火式エスプレッソマシン」という誤解は、日本に紹介された際の間違った説明を引きずってしまっているためです。

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