【勉強中】田舎パン(カンパーニュ)

マキネッタとエスプレッソの違い。モカコーヒーの特徴は?

マキネッタは、モカコーヒーを淹れるための器具です。

エスプレッソではありません。
エスプレッソの抽出原理は「透過抽出」と「加圧濾過(9±2気圧)」にありますので、エスプレッソマシンでなければ淹れることはできません。

では、なぜマキネッタがエスプレッソと比較されるのか?
マキネッタの抽出原理もエスプレッソと同様の「透過抽出」と「加圧濾過」であり、濾過圧力が異なるだけで基本原理が同じであるためです。

以下、詳細について説明していきます。

抽出原理の違いは?

マキネッタとエスプレッソは、大きく異なります。

どちらも加圧濾過式にて抽出されます。
しかし、加圧時の圧力が大きく異なりますので、コーヒー粉のメッシュを変える必要がありますし、クレマ(表面の泡)の有無にも違いが生じます。

  • マキネッタ:9±2気圧前後
  • エスプレッソマシン:2気圧前後

この圧力差が大きな違いとなります。
高圧抽出することにより「(炭酸ガスが気泡にならないために)抽出効率が向上」しますし、溶け込んだ炭酸ガスは「クレマになる」ことで雑味や苦渋味を軽減します。

マキネッタの場合、クレマができないためにメッシュを粗くする(細挽きにする)ことで雑味や苦渋味を軽減しているというわけです。

コーヒーの泡の正体。泡の有無が美味しさに深く関わる理由。

抽出されるコーヒーの違いは?

マキネッタとエスプレッソは、全く違います。
よく言われているのが、マキネッタは「(荒々しさの残る)独特のコクと苦味のあるチョコレートの味」、エスプレッソは「洗練されたシャープな味」です。

きつい言い方をすれば、「完成度の高さの違い」とも言えます。

  • マキネッタ: 家庭の味
  • エスプレッソマシン: カフェ(バール)の味

事実、本場イタリアでは別ものという認識です。
ちなみに、マキネッタの味は1900年前後のエスプレッソの味に似ているそうで、現在の高圧抽出できるマシンが開発されてからは全くの別物として扱われています。

マキネッタの特徴

マキネッタは、蒸気圧にて透過抽出します。
抽出時の圧力は2気圧前後だと考えられており、圧力が足りないために(エスプレッソと比べて)「抽出効率が落ちる」「クレマができない」ことは避けられません。

また、メッシュを粗くすることも特徴のひとつです。

エスプレッソには、極細挽きが用いられます。
しかし、マキネッタに極細挽きを用いてしまうと抽出ムラができてしまったり(クレマができないために)雑味や苦渋味などを強く感じるコーヒーになります。

そのため、マキネッタには細挽きが用いられます。

エスプレッソの特徴

エスプレッソは、完成度の高い抽出法です。
これは、エスプレッソマシンの「密に詰めた粉層に対して短時間でお湯を通す」というエスプレッソの抽出原理が抽出効率の点で洗練された仕組みであるためです。

また、クレマの存在も忘れてはいけません。
一定以上の圧力(9±2気圧前後)をかけて抽出されるエスプレッソでは、発生した炭酸ガスがコーヒーに溶け込みますので、常圧に戻るとクレマ(泡)となります。

クレマには「気泡分離」と呼ばれる特徴がありますので、抽出されてしまった雑味や苦渋味などの成分が吸着されて感じにくくなります。

直火式エスプレッソの由来

マキネッタは、小型のコーヒー抽出器具です。
本場イタリアでのマキネッタは「小型のコーヒー抽出器具全般」を指す総称であり、正しくはモカポットと呼ばれています。

マキネッタは、近年の日本で浸透している言葉だそうです。

これは、紹介のされ方による誤解です。
モカポットが日本で紹介されたのは1970年代だとされており、その時の名称が「直台式(ストーブトップ)エスプレッソ」だったそうです。

そのため、日本では「直火式エスプレッソ」という言葉が浸透しています。

まとめ

マキネッタとエスプレッソは、異なるコーヒーです。
主な特徴としては「抽出時の圧力が異なることによる抽出効率」や「(抽出時の圧力が異なることによる)クレマの有無」が関係しています。

どちらが優れているということではありません。
単純に、「マキネッタは家庭で楽しむための味」「エスプレッソはカフェ(バール)で楽しむための味」と考えれば分かりやすいかと思います。

ビアレッティ 直火式 モカエキスプレス 1カップ

ビアレッティ 直火式 モカエキスプレス 1カップ

2,588円(02/19 05:51時点)
Amazonの情報を掲載しています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。