コロッケは、たっぷりの油で揚げます。
家庭料理の揚げ物は、揚げ焼きが多くなります。
フライパンなどに数センチの油を引けば、多くの揚げ物(フライなど)は美味しく揚げることができるためです。
しかし、コロッケの場合にはたっぷりの油が必要です。
コロッケは「肉や野菜をジャガイモ(またはホワイトソース)でまとめたもの」ですので、揚げ油を吸い込みやすく変形したり崩れやすくなってしまいます。
以下、詳細の説明です。
揚げ焼きでは崩れてしまう?
コロッケは、崩れやすい料理です。
カツレツとコロッケは、異なる揚げ物です。
カツレツは揚げ油を吸い込みにくい料理ですが、コロッケは油を吸い込みやすく「裏返すのが困難」な料理です。
そこで、たっぷりの油で揚げることになります。
もちろん、揚げ焼きがNGというわけではありません。
しかし、コロッケの形を崩さず、均等に美味しそうな焼き色をつけるためには「高温のたっぷりの油で短時間のうちに揚げる」ことがセオリーとなります。
コロッケは「高温・短時間」が基本
コロッケは、「高温・短時間」で揚げます。
コロッケには、火を通す必要がありません。
コロッケの中身は予め加熱されていますので、揚げる目的は「パン粉に焼き色をつける」ことが主となります。
そのため、「高温・短時間」で揚げられるわけです。
- 温度:190~200℃
- 時間:40~60秒
温度が低いと、油っぽくなります。
コロッケはただでさえ油を吸収しやすい料理ですので、はじめから高温で揚げて「油の吸収を最小限に抑えつつも焼き色をつける」ことがポイントです。
はじめから二度揚げの二度目を行うようなイメージです。
まとめ
コロッケは、「高温・短時間」で揚げます。
また、たっぷりの油で揚げることもポイントであり、揚げ焼きにすると「焼き色が均等にならない」「変形してしまう」などの問題が生じやすくなります。