料理の味と彩りの関係。だれもが料理上手になれる最短ルート?

彩りの良い料理は美味しく感じられます。
これは、人間が味の判断をするには「五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)」を総動員している他、情報(先入観)も深く関わっているためです。

  • 五感による判断
  • 情報(先入観)による判断

大げさに言っているわけではありません。

加工食品のパッケージを確認してみてください。
多くの加工食品は「明るい色(赤、黄、緑、白など)」の色鮮やかなパッケージで販売されており、青のような食欲を落とす色は最小限に抑えられているはずです。

以下、詳細を説明していきます。

彩りが料理を美味しくする理由

料理の彩りは、味の感じ方に影響します。
もちろん「一定以上の味」であることが前提とはなりますが、視覚は料理の期待感を高めるために食欲を刺激することになるためです。

同じ味であっても、彩りの良い料理の方が美味しく感じられます。

例えばクリームシチュー。
人参がなくても味の違いは些細なものですが、彩りの点では大きく変わります。そこにブロッコリーが加わると、さらに美味しそうな彩りだと感じられるはずです。

料理の出来を左右するのは、味だけではないということです。

情報は本質を捻じ曲げてしまう?

美味しさの判断は、情報にリードされることがあります。

「五感で食べている」と思われるかもしれません。
しかし、五感で得られた情報は延髄を通って脳で処理されますが、最終判断をする偏桃体では「情報(先入観)とミックスされて判断される」ことになります。

「雰囲気の良いお店」「話題になっている料理」「高価な食材」「健康効果のある食材」などの情報には、味覚で感じられた事実を捻じ曲げてしまうほどの影響力があります。

同じように、彩りの影響力も馬鹿にはできません。
彩りによる「美味しそうだな」「手間をかけて料理をしたな」「季節感があって良いな」などの情報には、現実の料理をワンランクアップさせるような効果があるのです。

まとめ

彩りは、料理の味に影響力を持ちます。
視覚には料理への期待感を高めて食欲を増進させる作用がありますし、彩りによる良い情報には事実を捻じ曲げてしまうほどの影響力があります。

料理の彩りを良くすることは、料理上手への近道です。

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